仮想USB port エミュレーター
無線機とPCをUSB接続して、HamlogやJTDX・リグ制御ソフトなどを導入すると、ソフト毎に排他的に接続する必要があるが、無線機側のポートの共有が出来ないのでコンフリクトしてしまう。
そこで、仮想USBポートをつくって、ソフトには単独で無線機のUSBポートに接続しているように振る舞うトリックが必要になる。
その代表的なソフトウェアが、Virtual Serial Ports Emulator(VSPE)だ。
Virtual Serial Ports Emulator(VSPE) ☆☆☆
シェアウェアで$24.95 + VAT。64bit版がWindows10以降動作する。(32bit版はフリーだがWindows10では動かない。)
http://www.eterlogic.com/Products.VSPE.html
なお、VSPEはレジストリを弄ってポートを作るわけではないので、誤設定した際は、VSPEを落としたり、再起動すれば何も問題がない。
試してはいないものもあるが、同等のソフトウェアは次のものがあるようだ。結果オーライで試して動けば何でもよいと思う。
VSP Manager ☆☆☆
http://k5fr.com/DDUtilV3wiki/index.php?title=VSP_Manager
レジストリ弄ってポートを作成するようで、電源切って再起動してもポートは消えない。可能性として、誤設定してシステムが不安定になると厄介かもしれないが、一番使いやすいとは思う。アマチュア無線の免許があって、私的利用なら無料。K5FRにメールで依頼し、ダウンロードURLを教えてもらう。
Virtual Serial Port Driver ☆
https://progsoft.net/ja/software/virtual-serial-port-driver-prol-ports-emulator
高い。
HUB for communications (hub4com) ☆☆
http://com0com.sourceforge.net/
詳細不明。
Free Virtual Serial Port ☆☆
https://freevirtualserialports.com/
無料版がある。
探せば他にもネット上で幾つか見つけられたが、VSPEを導入して安定しているので、お仕舞いにした。
私は、現在VSPEの64bit版をWindows10で使用している。これを起動時に常駐させてから、対象USB利用ソフトウェアを起動させる必要があるので、*.batファイルを記述してやると便利だ。